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自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第52章

1 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:04:54 ID:???
ハイテク兵器 vs 剣と魔法。縛りはスレタイとガイドラインを参照。
分からない場合は半年ROMるか、過去スレを見て勉強しましょう。

・sage厳守。行くべき所が有りません。軍板の温情に感謝致します。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は50レスに1回。
・嵐、煽り、気に食わないコテは徹底放置。自然現象として脳内あぼーんしましょう。
・品性に欠けるレスはなるべく付けませんよう。
・気に食わないレスを、気に食わないコテハンまたは気に食わない人間のものと根拠無く認定するなかれ。
 ループ禁止。対策としての『萌え』などには書き手も読み手も極端な反応をしないこと。
 そんなことより海産物の話でもしよーぜ。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌制裁( ・∀・)つ=■彡☆))`Д´)されます。

前スレ
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第51章
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1163066160/l50

保存庫
ttp://shizuoka.cool.ne.jp/fantasure/
ttp://fwsdf.hp.infoseek.co.jp/
ttp://powlow.breeze.jp/jfs.htm

分家
http://jbbs.livedoor.jp/movie/4152/fjieitai.html

>>2-10あたりにテンプレ

2 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:05:55 ID:???
現在、警戒警報発令中
・現在、自衛隊がファンタジー世界に召喚されますたスレは、age厨と呼称される荒らしによる攻撃を受けております
・メル欄が【age】となっているのが特徴です(必ずしもそうであるわけではない)
・「軍板の総意」もしくは「自治スレの総意」という言葉を使う時もありますが、匿名掲示板の性質上、んなもの存在しません
・他のコテハンに成りすまします。最近は分家コテハンを騙る傾向があります。不審な言動のコテハンはトリップチェックを!
・学園島スレを叩くレスをして、当スレと学園島スレが対立関係にあるかのように装います
・age厨の活動目的は、住民を煽り、スレ進行を妨害することです。反応厳禁。スルーしましょう。
・コマメに荒らしレス削除依頼を。荒らしのアク禁につながることもあります

翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw への書き込み自粛を要請します
・貴殿の行為は、スレ運営に対して悪影響を及ぼすと考えられます
・スレのルールを遵守し、他者と協調できるようになるまで、当スレへの書き込みをコテ、名無し問わず控える事を求めます
・他の住人はスルー推奨。過度のコテ叩きは削除対象となります

3 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:07:55 ID:???
暫定ガイドライン
 
0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
  核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
  指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造などにも板違いでない程度に注意を払う。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
  ただし、「超兵器・超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
  また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
  自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7.政治・戦略・作戦・戦術・戦闘としてありえないものを避ける。現実的でない、または作中の設定で説明できない行動も同様。
8.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
  安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
9.SS作者は、抽出がしやすいように、また騙り防止の為に、トリップ装着を推奨。ただしレスごとに変わる捨てハンは禁止
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。勿論、感想を書かれた作家も。
  作品が気に食わないなら透明あぼーんで。 それでも気になるなら、このスレのルールが届かぬ場所で。
11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿及びage厨及び翡翠氏とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
  小官殿とは分家に設けられた小官殿関連専用スレにて、翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。
12・レスはまとめて書きましょう
  思いつきでこまごまとしたレスをしてスレを消費するのは迷惑です。

4 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:10:10 ID:???
参考資料

自衛隊公式サイト
http://www.jda.go.jp/
戦略、戦術について
ttp://www.d1.dion.ne.jp/~r_dom/lans_index.htm
ttp://bezkrilo.hp.infoseek.co.jp/beskrylyi/mil.htm
自衛隊の装備について
ttp://www.military-powers.com/

戦術の世界史
ttp://www31.ocn.ne.jp/~tactic/

京大RPG研究会
ttp://www.ku-rpg.org/
ttp://www.ku-rpg.org/trpg/population.html 中世の人口

Dragon's Lair by Water Dragon
ttp://ww2.enjoy.ne.jp/~tteraoka/
ttp://ww2.enjoy.ne.jp/~tteraoka/esse.htm 中世とF世界の食事
ttp://wdragon.fc2web.com/fg/index.html 中世ヨーロッパの装い(下着含む)

ファンタジー辞書
ttp://www.asahi-net.or.jp/~QI3M-OONK/tosyokan/fantasy/aafanindex.htm

Wiki
ttp://fwsdf.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?%BB%F1%CE%C1 資料

小説の書き方参考
ttp://www.feel-stylia.com/rc/creative/create.html ←【重要】

5 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:11:42 ID:???
過去スレ
50 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1161084208/
49 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1160188326/
48 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1157263954/
47 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1153579549/
46 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1149155655/
45 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1145708454/
44 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1141803533/
43 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1138537013/
42 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1133965694/
41 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1131744858/
40 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1128343761/
39 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1123337825/
38 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1120924478/

37以前は保存庫参照

関連サイト
「帝國召喚」(作:くろべえ/分家皇軍スレ)
ttp://www.geocities.jp/wrb429kmf065/index.html
「輸送戦記」(作:Call50/本家)
ttp://homepage2.nifty.com/Call50/
分家まとめサイト
ttp://www.geocities.jp/wimsigma/
SSの書き方
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan01.html
ttp://www6.plala.or.jp/Action/taidan02.html

6 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:13:26 ID:???
■今までこのスレで討議された議題

・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか

7 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:15:06 ID:???
■さんざんガイシュツの話題
・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策)
・日本が傭兵を雇用することは可能か?
・萌えは是か否か。
・議論は是か否か。
・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論)
・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか?
・球形以外の世界。
・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ−
・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁
・資源・エネルギー問題。
・外交方針について。
・人間と亜人の共生について。
・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)

ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない。

8 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/18(月) 21:03:28 ID:???
>>1
スレ建て乙!

9 :名無し三等兵:2006/12/18(月) 22:51:42 ID:???
乙>1

10 :sageごん ◆PME7toSmLI :2006/12/19(火) 12:23:08 ID:???
>>1
乙です

11 :名無し三等兵:2006/12/19(火) 18:53:37 ID:???
>>1
乙カレー

12 :名無し三等兵:2006/12/19(火) 20:27:01 ID:???
そういえば、今となっては懐かしいACE、CK両氏はなにをやっているのだろう

13 :名無し三等兵:2006/12/19(火) 22:45:37 ID:???
ACEはカレー屋始めたらしいが、CKはシラネ

14 :愚者・魔術師 ◆XdgIHnFrK. :2006/12/19(火) 23:36:17 ID:???
>1
新スレ乙。

俺は新トリ。

15 :くろべえ:2006/12/19(火) 23:42:48 ID:???
スレ建て乙です

16 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 00:08:50 ID:???
>>1

17 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 00:21:23 ID:???
>>3
11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿及びage厨及び翡翠氏とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
  小官殿とは分家に設けられた小官殿関連専用スレにて、翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。

>>7
・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)


最近は小官は出てこないし、次からこうした方がいいのでは?


11.age厨及び翡翠氏とのバトル禁止。
  翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。

・愚者/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)

18 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 01:14:55 ID:???
上半分の引用は何の為なわけ?

19 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 02:17:30 ID:???
>>17
事態は常に大局を見るべし
目先の結果だけで方針を語るなかれ

20 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 11:31:18 ID:???
>>小官/翡翠/age
3Pキャラで一纏めにしてるんだよ。

21 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 13:01:32 ID:???
小官と魔術師はある種の狂信者だと認識している
愛ゆえにその言動が痛くなるというもの。


ところで小官×魔術師で誰か出してくれないのか?

22 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 13:12:49 ID:???
小寒×翡翠なら(ry

23 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 18:17:12 ID:nZ205IuS
屍人×闇人なら(ry

24 :名無し三等兵:2006/12/20(水) 23:51:55 ID:???
小官、翡翠両氏×アゲ虫でよければ
47章を読んだときに発作的に書いたのが……
微妙な内容なので、要望があれば落とします。

25 :名無し三等兵:2006/12/21(木) 00:40:01 ID:???
come on!

26 :名無し三等兵:2006/12/21(木) 00:48:50 ID:???
>>24それは隔離スレに落としたほうがいくないか?

27 : ◆V2ypPq9SqY :2006/12/21(木) 20:15:23 ID:???
真スレ乙

28 :名無し三等兵:2006/12/22(金) 00:29:16 ID:???
>>24>>25
どうも。
前章別スレは翡翠さんがSS整理等も含めて利用されているようなので、
前スレ埋めがてら投下してきます。

29 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:41:59 ID:???
>>前スレ658
すいません。素で間違えてました。

前に募集した少女の名前は「紅葉(もみじ)」にしました。
ではSS投下
なお、SS中で「姉様」という言葉が出てきますが、これは「あねさま」と読んでください。

30 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:43:21 ID:???
何なんだ、やつらは。
心の中で呟く。
木と木の間、はるか向こうに、金属の塊が見えた。
その中の一つに仲間がいる。
ただ不思議なことに、その鉄の籠も、そこから突き出ている人間も、森になじむような色合いだった。
妙だ。人間というのは皆、特に戦士は、目立ちたがり屋で派手な鎧を着るものだ。
その実例が前の道から近づいている。
やはりやつらは仲間なのか?
それにしては雰囲気が妙だ。

「姉様、どうします?」
「ふむ。」

今事実として判明しているのは、籠の中に仲間がいて、近づくほうの人間は敵だということだ。
彼女は決断した。

「私が、前のを全部やる。お前はここで待っていろ。」

そう言うと、腰から短刀を引き抜いた。



31 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:44:16 ID:???

ひづめの音に馬のいななき。
それに数名の足音。どれも草鞋だ。
距離は約20メートルといったところか。
通常ならば、こんなに接近されることは許されない。というかしたくてもできないだろう。
理由は、敵の戦力の間合いが圧倒的に狭いことである。
いざとなったらMINIMIと、2分隊の89式で一網打尽にできる。
今必要なのは情報だ。敵を殲滅するのはそれを手に入れた後でも遅くない。
小金1曹の判断だった。
小川は、正直言えばその判断は聞きたくなかった。
引き金の横の人差し指に力が入らない。
一応言っておくと、人を殺したくないなんて「お上品」な理由ではない。
人を殺すことには先の一件で吹っ切れた感がある。
問題はそのあとだ。
当然人を殺せば、死体になる。
そして死体とは、あんまり見ていて気持ちのいいものではない。
少なくとも彼はまだそこまで、「兵士」にはなりきれていなかった。
またあの光景を、それも至近距離で見るのか。
そう思うと少し憂鬱だ。
勢いで撃つのではなく、そう思える余裕があるのがまた曲者である。
足音が、止まった。
馬に乗った男が、腰から刀をぬていた。
瞬間、憂鬱は吹っ飛び、グリップと銃床を握る手に汗が浮ぶ。

「まだ撃つなよ。」

1曹の言葉が聞こえた。
男が、叫んだ。

32 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:45:27 ID:???
「とおくば声を耳に聞け! 近くば寄って目にも見よ! やあやあ我こそは……」

聞きながら小金は89式を手に取った。
人差し指をセレクトレバーに掛け、左手をドアに持っていった。そのときだった。
だあん
森から出てきた影が、男を引き落とした。地面に落ちたときには、動脈に穴が開き、事切れていた。

「!?」

それに気付いたときには、すでに次の男が倒されていた。
その影は、流れるようにすばやく確実に、敵を一掃してしまった。
影が、止まった。
影の正体は女であった。
先ほどの少女よりは年上に見える。
返り血で濡れそぼったその女は、その鋭い眼光で自衛官たちを射る。
その眼には、明らかな殺意が湛えられていた。

「…………」
「…………」


33 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:46:11 ID:???
痛いほどの沈黙。
空気がぴんと張り詰めた。
眼が合った。
視線をそらすことができない。
眼だけでなく、全身の筋肉が緊張し、ポツリポツリと汗が浮かんだ。
何もかもが張り詰め、動かすこともできない。
思考もままならず、ともすれば飛んでいきそうな意識を、歯を食いしばって縛り付けた。
小金だけではない。
横の原田も、後ろの海山も、1分隊の隊員たちも、誰もかれもが一緒だった。
唾を呑むことすらままならなず、ただただ時が過ぎてゆく。
そこにいた人間は誰もその空気を打ち砕くだけの精神力を持っていなかった。
その中で小川は、女の眼に、その吸い込まれそうなほどに深い瞳を、一瞬ではあるが、綺麗だと思った。
張り詰めた緊張の糸を断ち切ったのは、声であった。

「姉様!」
「!! 紅葉!」

先頭のLAVの、その陰の隊員たちの、さらに後ろから聞こえてきたその声に、女は歓喜の声を上げた。
周りの空気は粉雪のごとく氷解し、皮膚からは汗がどっと吹き出す。
しかし小金は緊張がとけない、いやとかない。
セレクトレバーをアから3に変え、ドアを開けた。

「お取り込みのところすいませんが。」
「なんだ、貴様は。」

きっと女が睨む。

34 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:46:35 ID:???
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第52章
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1166436294/l50
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第51章
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1163066160/l50

んー。状況を見るに、
急いで500レス〜600レス更新しなくて正解だったみたい。
梅殿、美文投下、お疲れ様でっす。

いや、美文が投下されている方が、
翡翠もより音国際流とか
無慈悲戦場系流とか落とせるので助かりますです。

35 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:47:14 ID:???

「待って姉様。この人たちは、私を助けてくれたの。」
「何!?」
「見て、背中に矢の傷があるでしょう。矢を抜いて包帯を巻いてくれたの。」
「……」

女は少し考えると、もう一度こちらを向いた。

「お前たちが何物かは知らないが命だけはとらないでおいてやる。
直ちに立ち去れ。森の中に仲間がいる。下手なことは考えるな。」
「そういわれましても、こちらも状況をうまく把握していないんです。
治療の替わりといっちゃなんですが、すこぢばかリ情報をいただきたい。
なに、あなたたちに危害を加えたりはしませんよ。」

女は相変わらず、疑いの目をこちらに向けた。

「姉様。大丈夫よ。私は少なくともうそではないと思う。」
「お前がそういうなら。」

女は森に目配せすると、警戒しつつも自衛官たちに近づいた。
小金は、女と少女を一番広い高機に案内した。


36 :48章996 ◆FlqnTdSP1M :2006/12/24(日) 00:48:12 ID:???
終了
また戦闘入れられなくてすいません。

37 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:49:54 ID:???
>「見て、背中に矢の傷があるでしょう。矢を抜いて包帯を巻いてくれたの。」

包帯って単語に違和感あるのう

38 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:56:48 ID:???
なんで言葉が通じるの?

39 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:59:39 ID:???
美人局はゲリラの基本戦術。

姉を武装解除しないのはありえないな。

40 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:03:14 ID:???
姉様が紅葉を「モミモミ」と呼び始めたら作者を尊敬する。

41 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:08:14 ID:???
バンジシールを思い出せ、敵の大半は子供だった。

42 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:12:49 ID:???
バラライカ姉様!!

43 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 02:33:24 ID:???
父親たちの星条旗
硫黄島からの手紙

噂は聞くけど見てきた人いるかな?
元1氏は重厚で良いって言ってた。

44 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 03:20:30 ID:???
>>43
映画は良かったが左のサヨクと右のアメリカンがうるさかった。

冗談(実話だが)は置いといて。

いいと思うけど?変な思想を持った人じゃなければ。
「無慈悲な戦場と狂気と人間」と言えばわかりやすいかな?かな?

45 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 03:24:43 ID:???
>>44は硫黄島な。

46 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 10:07:25 ID:???
期待を裏切られるのが怖くて硫黄島見てない

47 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:43:36 ID:???
>>48
それに突っこんだらどの作品も成り立たんぞ。

48 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:44:39 ID:???
失礼、上のは38です

49 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:47:17 ID:???
>>47
そんなことないだろ。


50 :名無し三等兵:2006/12/24(日) 19:03:32 ID:???
日本異邦戦記は翻訳過程があるね。
新条3曹の冒険も会話に制限をつけてる。
上のも平安古語とか使えば雰囲気は出たと思うな。

51 :名無し三等兵:2006/12/26(火) 18:21:17 ID:???
平安古語なんか満足に使えるヤツいないだろ。
つーか、そんなモン使われても、まともに読めるヤツは果たして何名いるんだと。

52 :名無し三等兵:2006/12/26(火) 18:32:01 ID:???
相手にするなよ。
どうせいつもの物狂いだろ。

「あなや」
目の前には凄惨な光景が広がっていた。
「いたや、いたや」

……なんて感じの文章が読みたいなら別だが。

53 : ◆XdgIHnFrK. :2006/12/26(火) 18:49:29 ID:???
「待ちてたも姉様。此の人たちは、私を助けてくれしの。」
「なるに?」
「見て、背中に矢傷ありはべらむ。矢を抜きて包帯を巻ゐてくれし。」
「……」

女は少し考えると、もう一度こちらを向いた。

「お前たちが何物かは知らざるが命だけはとらぬでおきてやらん。
即ち立ち去ね。森の中に仲間がゐる。下手なる行ひは考ふな。」

「そういわれましても、こちらも状況をうまく把握していないんです。
治療の替わりといっちゃなんですが、すこしばかリ情報をいただきたい。
なに、あなたたちに危害を加えたりはしませんよ。」

女は相変わらず、疑いの目をこちらに向けた。

「姉様。大丈夫なれり。私はうそならずと思ふ。」
「お前がそういうならば。」

女は森に目配せすると、警戒しつつも自衛官たちに近づいた。
小金は、女と少女を一番広い高機に案内した。



…難しいな。 確かに何故現代人と会話が可能なのか疑問が出てくる。

54 :名無し三等兵:2006/12/26(火) 20:03:43 ID:???
深く考えたほうが負け。

55 :名無し三等兵:2006/12/26(火) 21:37:17 ID:???
どこかで江戸あたりまで日本語には「は・ひ・ふ・へ・ほ」の発音が存在しなかったと聞いたことがある。
(代わりに「ふぁ・ふぃ・ふぅ・ふぇ・ふぉ」と発音する)
あまり厳密に考証すると同じ国の言葉でも時代が違うという理由で言葉が通じないし
深く考えずにF世界的に考えようぜ。

56 :名無し三等兵:2006/12/26(火) 22:44:54 ID:???
何で平安古語って話になったんだ?


57 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:03:09 ID:???
>>55
上代までは、は行の発音は「ぱぴぷぺぽ」。P→F→Hと発音が移り変わっている。
日本に「ニッポン」「ニホン」と読み方が二つあるのもこれが原因。ニポンと発音してた頃のが残ったんだね。

58 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:25:41 ID:???
>>55
そりゃ沖縄方言。

59 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:58:16 ID:???
何か昔、親父と喧嘩になった「鮭(さけ)とシャケ、どちらが正しいか?」って下らない口論思い出した


60 :元1だおー:2006/12/27(水) 16:17:49 ID:???
みなさんお久しぶりです。
もうちょいで「バディのいた風景」が完結できそうなんで覚えてくれている方は楽しみにしといてください。
……たぶんほとんどの人は忘れてしまってるのではと思うので全編うpろだにでもあわせて載せときます。

物語りは唐突に氏が前のネリェントスみたいな話を作ってはと以前言われていたので、今度は野戦の話の設定を書いてます。
「眠りの森防衛戦」ってやつなんですが、ちょっと書いてて絶望的過ぎる話になっていま書き直してるとこです。
補給がこなくなった恐怖や追い詰められた人間の悲しいまでの抵抗の記録を戦史研究本のように淡々と事実のみ書き連ねる形です。

……最近観た某映画の影響を受けまくってますが、結構ノッて書けてるので皆さんの感想が楽しみです。

どちらも年明けにでもうpしようと思います。

61 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 19:35:57 ID:???
OK!楽しみ

62 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 21:50:50 ID:???
クリスマスにプレゼントを投下しようとしたけど挫折したおいらが来ましたよ
久々に効力射開始

63 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 21:55:21 ID:???
と思ったら最後に投下した部分を忘れてしまったんですが、

204 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/11/14(火) 22:58:44 ID:???

【中略】
統幕長が締めくくり、会議は閉会した。
文部科学省の前の担当者が更迭されて以来、粛々と進行していたこの会議は、この日を境に活発的な討議の場所へと戻った。

で、いいんでしたっけ?
その後の投下記録を覚えている方、いらっしゃったら最後の二行だけでいいんで教えてください


64 :愚者・魔術師 ◆XdgIHnFrK. :2006/12/27(水) 22:20:45 ID:???
>>63
前スレ 713
「しかし、指揮系統は統一してもらうよ」
「純粋な警察活動として支障が出ない範囲でならば、否応はありません」
「わかった。それでいこう」

 統幕長はこめかみを押さえつつ答えた。

で、一時停止している。

65 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 22:22:52 ID:???
「純粋な警察活動として支障が出ない範囲でならば、否応はありません」
「わかった。それでいこう」
 統幕長はこめかみを押さえつつ答えた。

これが、前回の最後の三行分と思います。コレの二行ではわかりにくいと思ったので、念のために三行のせました。
 投下待ってます。



66 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:26:34 ID:???
>>愚者殿>>65殿
親愛なる同志たちの革命的行動に激烈に感謝しつつ投下開始

67 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:27:48 ID:???
西暦2020年8月16日 19:11 日本本土 防衛省

「一尉!!」

 臨時の合同捜査本部の一席に座っていた佐藤は、入室するなり怒鳴り声を上げた二曹に視線を向けた。
 
「うるさいぞ二曹。外で話そう」

 非難する表情を浮かべた通信士たちの視線を受けつつ、彼は二曹を押し出して廊下に出た。

「どういうことですか?どうして自分たちが休暇を取り消されたんですか!?」
「そう怒るな。命令なんだから仕方がないだろう」
「しかしっ!どうして本土にも部隊はいるのに、大陸から帰還したばかりの我々が出張らないといけないのです!」

 当然のことながら、二曹がここまで激怒しているのには理由があった。
 非常呼集がかけられた時、彼女は見合いの最中であった。
 明らかに不満げな青年実業家に詫びつつ、見合いの失敗を確信していた。
 まぁ、非常呼集に理解を示せないような人物と結婚をするつもりは彼女になかったが。


68 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:28:31 ID:???
「それは、私から謝りましょう」

 どこからともなく現れた公安の代表が話しかけた。

「どちらさまで?」
「公安の方だ」

 不審そうに尋ねた二曹に、佐藤が小声で教える。

「本来ならば全て警察で終わらせるべき事件なんですがね。
 しかし、連続している事件は既に警察力だけでは対処できないところに来ています。
 早急に事態を解決しなければならない」
「その為に、大陸で治安維持活動に従事していた我々の協力が必要なんだそうです」
「治安維持活動と言っても」

 それほど大それた事はしていないと反論しようとした二曹に、公安の男はさらに続けた。

「いつ何があるかわからない状況で、ストレスに耐えつつ日常を維持できる。
 そして、いざと言う時には銃弾で敵を殺傷する事を平然と実行できる。
 我々には、そういう人材が必要なんです」
「そして、武力による威圧も?」
「ええ、もちろん」

 公安がほしかったのは、治安維持活動を行う日常に耐性があり、そして人間に発砲する度胸を持った、見える武力だった。
 秘密裏に闇から闇へと消し去っていく殺し屋ではなく、テレビカメラの目の前で圧倒的な武力を振るう軍隊が必要だった。
 だからこそ彼は、うってつけの存在である目の前の一等陸尉たちに最大限の配慮を示している。

69 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:30:01 ID:???
「今のような異常事態下では、武力による威圧が一番最適であると、我々は考えています。
 食料も資源も仕事も用意してくれる、しかし、従わないものには圧倒的な力を振るう存在こそが、安定に役立つとね」
「捜査はそっちでやってくれるんですよね?」
「ええ、皆さんは偵察は得意かもしれませんが、捜査に関する経験はあまりお持ちではないでしょうからね」

 全くの正論なのだが、もう少し言い方があるだろうにと思いつつ、佐藤はあいまいな笑みで答えた。

「ええ、お互いの任務を頑張りましょう」

 笑みを見せつつ立ち去る公安の代表を見送りつつ、二曹は報告した。

「部下たちは比較的落ち着いています。
 既に与えられた装備の点検を済ませ、待機状態に入っています」
「よろしい、飲酒はダメだが、喫煙や仮眠は許可する。
 それと、ヘリの使用許可も出ている。お前も来い」
「挨拶ですか?」
「そうだ、顔を繋ぐのは大事だからな」

 二人は敷地内に作られた架設へリポートへと歩き出した。
 即効性が求められる治安維持活動に投入されるだけあり、彼らには車輌や航空機を含むありとあらゆる支援が与えられていた。

70 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:31:53 ID:???
「よぉ、休暇取り消しになった部隊ってのは、お前らの事か」

 ヘリポートに到着すると、火のついていない煙草を加えた一尉が二人に挨拶をした。

「その声は聞き覚えがあるな」
「あるだろうよ、コールサイン桜空輸とは俺の事だ」

 地上なのにパイロットグラスをかけたままの一尉は陽気に挨拶した。

「いつぞやは世話になったが、今回も頼むぞ」
「あいよ、しかし、まさか日本国内で武装した部隊を輸送する事になるとは思わなかったね。
 まぁなんでもいい、俺の身内も新潟の一件でやられている」

 その言葉に、佐藤と二曹は揃って敬礼した。

「必ずや、仇を」
「ま、その前にウチのガンナーがやっちまうかもしれないがな」

 軽く答礼し、一尉は機体の傍らでくつろいでいる一団を指した。
 釣られて視線を向けた二人は、一団よりも機体に仰天した。

「ガンナーって、ミニガンを持っていくんですか!?」
「上は何でも使えとさ。
 安心しな、降り立つ場所までの安全は俺たちが保障するよ」

 軍隊ものの創作物とは違い、望むだけ与えられる装備と人員に、佐藤は任務の困難さを改めて思い知った。

71 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:33:47 ID:???
西暦2020年8月21日 21:10 日本本土 東京都中央区銀座六丁目

「こちら交機202!車輌を捨てて退避する!」

 巡査長は無線機に向かって叫ぶと、既に殉職している同僚を置いてパトカーから逃げ出した。
 ボンネットを一撃で叩き潰されているこの車は、いつ爆発してもおかしくない。

「下がれー!早く下がれー!!」

 遮蔽物の陰から銃撃を繰り返す警官隊から叫び声が聞こえる。
 巡査長は、一瞬だけ敵を睨み、そして仲間へ向けて駆け出した。

「おい!後ろ!後ろ!」

 警官隊の誰かが叫び、そして巡査長は後ろから防刃ベストごと体を二つに裂かれて絶命した。
 勝ち誇ったような叫び声が上がり、死と破壊は続行された。

「畜生!自衛隊はどこにいやがるんだ!!」

 憎憎しげに叫んだ警察官の頭上を、報道のヘリコプターが軽やかに飛翔して行った。

72 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:34:40 ID:???
 その化け物は、唐突に出現したらしい。
 最初の通報者は、そう言っていた。
 携帯電話から通報してきた若い女性は、道路の真ん中に見た事もない巨大なライオンがいきなり現れたと叫んでいた。
 直後に車のブレーキ音、衝突音が電話越しに聞こえ、クラクションと何かの絶叫、人間の悲鳴が連鎖してその電話は切れた。
 次に入った情報は、パトロール中の警察官からだった。
 悲鳴を上げた多数の民間人が避難している、何か巨大なものがこちらに向かってくる。
 そこで報告は途絶え、二度と繋がる事はなかった。
 更なる続報は民放局から現場中継という形で入り、そして自衛隊はこの時点でようやく事態を知った。

「どうしてこちらに情報が来ない!」
「SATが出動態勢に入っています。
 既に警視庁所属のヘリも離陸しているそうです」

 救国防衛会議は紛糾していた。
 全ての参加者が警視庁の代表を睨みつけ、そして顔面蒼白になった彼は電話の相手に状況の説明を求めている。
 どういうわけだか警察の情報は駄々漏れで、そしてそこから伝わってくるのは、契約不履行。
 日本国の治安維持を行う代わりに給料を貰うという、警察官としての最低限の契約を忘れ、パワーゲームを楽しんだという証拠が続々と入ってくる。

「機動隊がこちらから給与した武装を持って出動しています!」
「各県警のSATが出動準備を完成させました!」

73 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:36:42 ID:???
「説明しろ!今すぐここに警察庁長官と警視総監を連れて来い!!」

 激怒した統幕長が机を叩いて叫び、彼の傍らでは副官や将官が忙しなく動いている。

「そうだ!防衛出動だぞ!なに?交通網が避難民で麻痺している?
 ヘリを使えばいいだろう!航空法なんぞ知ったことか!」
「港湾局が護衛艦の優先通行権を与えると言っています」
「街中に艦砲射撃なんぞ出来るか!だが感謝すると伝えろ!」
「羽田が航空機の避難を拒否した?ぶつかったらそっちの責任だと言って通信を切れ!」

 額に青筋を立てた三軍の将官たちは、部下たちに次々と指示を与えていく。
 防衛出動という大義名分を得ている彼らは、この国で一時的に最高の権力を握っている。
 敵軍を殲滅するまでの間、彼らにとってこの世界最大の都市は、演習場よりも融通が聞く場所でしかなかった。  

「統幕長、待機している部隊を派遣します」
「いいから早く離陸させろ、街中での発砲も許可する」
「はっ!」

 陸幕長が敬礼し、次の瞬間には佐藤たちに出動命令が下された。

74 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:38:19 ID:???
同日 21:15 日本本土 東京都中央区上空

<こちらは機長、あと五分だ。降下用意>

 インカム越しに機長より状況が伝えられる。
 機内ではそれぞれの武器を握り締めた自衛官たちが、無言で座っている。

「まさか東京上空を完全武装で出動する日が来るとは思いませんでした!」

 エンジンの轟音に負けない声で二曹が叫ぶ。
 その顔には緊張がある。

「出来れば一生こないでほしかったがな!」

 叫び返しつつ、佐藤の心の中では自分の言葉を強く反芻していた。
 一生こないでほしかった。
 まさにそうだ。
 よりにもよって、陸上自衛隊が首都に完全武装で出動する必要が出てくるとはな。
 電力制限が撤廃された都内は、全ての闇を消し去るように明かりを煌々と灯らせ、UH−60JAを照らしていた。


75 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:40:50 ID:???
同日 21:17 日本本土 東京都中央区銀座六丁目付近

「いいぞ!もっとだ!もっとだ!」

 目を輝かせたエルフが車の中で叫んでいる。
 傍らでは、表情を輝かせた青年がハンドルを握っている。
 フロントガラスの向こう、渋滞している車列の先では、燃え上がる車輌をバックライトに、警察官を牙に突き刺した化け物が雄たけびを上げている。
 化け物は大きく、醜く、頑丈だった。
 警察官の使用している9mm拳銃弾では、致命傷はおろか怪我すら与えるのは難しい。
 その上空を、報道のヘリコプターが旋回している。

「上のアレ、落とせないか?」

 青年が尋ねる。

「できるわよ、待っていなさい」

 エルフが答え、そして次の瞬間、化け物は何かをヘリコプターに向けて発射した。

76 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:41:58 ID:???
同日 21:18 日本本土 防衛省 救国防衛会議

「・・繰り返します、こちらは現場上空です。
 化け物が、化け物が警察官を食べています!
 あ、今こっちを向きました」

 レポーターの声に、怒鳴りあっていた一同は画面の方を向いた。
 そして見た。

「・・れは、あれはなんでしょうか?
 犬のような、狼のようなギャギュ!!!!」

 化け物の口が開き、何かがカメラでは識別できない速さで飛び出した。
 妙な声を聞き、カメラがレポーターの方を向く。
 ヘリコプターの壁面が穴だらけになり、女性レポーターは妙な声を残してグロテスクな肉の塊へと変わっていた。
 カメラマンの悲鳴、甲高いエンジン音。
 機体が異常な挙動を示しつつ急降下し、穴の向こうにビルの壁が映った瞬間、画面は砂嵐へと変わった。

「・・・ヘリが撃墜されたぞ!」
「移動中の部隊を呼び戻せ!敵は対空火器を装備しているぞ!」
「周囲の民間機を撃ってもいいから追い払え!被害が広がるぞ!」

 一瞬だけ固まった会議室は、再び賑やかになった。

77 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:44:33 ID:???
同日 21:18 日本本土 東京都中央区銀座六丁目付近

 大破したヘリコプターが石のように落ちてビルへと激突、爆発する。
 一瞬にして燃え盛るビル。
 破壊された壁面から、火のついた人が次々と飛び降りていく。

「大成功だ!」

 狭い運転席で男性は飛び上がって歓声を上げ、傍らのエルフにキスをする。
 
「ありがとう、私もとっても嬉しいわ」

 エルフは顔を赤く染めて喜びを伝える。
 唖然と見守っていた周囲の人々が逃げ出す中、二人は車内で幸せそうにその光景を見ていた。
 既に一般警官たちも逃げ出しており、この近辺には建物の中と大破車輌の中に取り残された人を残して無人となりつつある。
 特等席から殺戮を見学したい二人にとって、ここは最高の劇場だった。

「おかあさーん!痛いよー!!」

 その最高の劇場で、雰囲気をぶち壊しにする観客がいた。
 二人の車の隣で、母親からはぐれたらしい少女が一人、大声で泣き喚いている。
 逃げ出す群衆に突き飛ばされ、踏みつけられたらしい。
 少女の服装は汚れ、手足からは出血があり、さらに肩を脱臼しているらしい。
 愉快そうな表情を浮かべたエルフは、窓を開くと無言で短剣を少女に向けて投げつけた。

78 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/12/27(水) 22:45:25 ID:???
ひとまずここまで

79 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:11:26 ID:???
おつ。
とりあえず127mmの餌になることを期待。









ぬ?

80 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:51:33 ID:???
一桁違うって。それじゃ犬の餌になってしまう

81 :名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:53:27 ID:???
65より、お疲れ様です。



82 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 00:06:41 ID:???
生殺し・・・
でも乙

83 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 00:57:51 ID:???
MARSで蜂の巣にされてしまえ!
・・・蜂の巣どころか消滅か。

84 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 01:04:44 ID:mA08OPSj
>>72
警察の情報が駄々漏れ何て、おかしくありませんか?
自衛隊の情報が警察に駄々漏れなら分かりますが。

85 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 01:50:52 ID:???
>>投下乙、事件後が素敵に。
鬱憤発散のテロとしては成功ですけど、主義主張があった場合は失敗確定ですね。
報道ヘリ撃墜でプロパガンダ機関マスコミの皆様を敵に廻しましたから、唯一の反日勢力への友好有力団体だったのに。
爆発物ならともかく化け物では言い訳は聞きませんから、テロ犯素性丸わかり。
現実の北拉致や9.11のように、国民の前に決定的な悪が示され後は対処するだけになりますね。
おまけに上記現実の2件と違いマスコミさえ今回は敵にしていますし、
そもそもプロパガンダという概念を敵対者が知らないので挽回は不可能ですね。

>>84
警察内部から救国会議へ情報が入るのはアリでしょう。
インフラ使用してtell,netの5分ですみます。

86 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 03:13:07 ID:???
>>85
何で、警察の内部情報がtell.netで送られるんだか理解出来ません。
防諜に関しては警察の方が防衛庁より数段上の筈

87 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 08:06:51 ID:???
100%警察内部の意思統一が出来ているわけではないですし、
政権という社会秩序を握っている救国会議側に付く密告ですから、
後の心配も有りません。警察と政権の一致する現実では別ですけど。
密告者は農協の改革者のように振る舞える可能性さえ想像してしまうでしょう。
これが国外組織への密告や個人への密告なら情報が到達しませんがインフラがある国内ですから。

さらにその後の宣伝が密告の真偽を決めるのですから、表層の情報でも密告があったという事実があれば良いのです。
責任もテロリストに加え、内部の誰かがとる必要もありますし。

88 : ◆Pphe73DZjs :2006/12/28(木) 10:45:28 ID:???
物語氏超乙です。
うちのもなんとかもうすぐ続きが出来ます…。
この後の展開楽しみにしておりますよ。

89 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 14:55:33 ID:???
現実問題、警察の内部情報なんて金次第でどうとでもなる。
ブサヨのデモに参加してる現職警察官もかなりの数居てるがw




90 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 15:28:38 ID:???
反日団体の頭の良い連中が極秘裏にエルフ狩りと
エルフに手を貸すバカの抹殺に動く可能性も高いな。
彼らもバカばかりではない。むしろ何も考えずに動くプロ市民のが厄介という人も居る。
この状況で日本に何かあったら自分達も後が無くなるから利権を手にしつつ
現状維持を考えるはず。賢いのとなれば陰謀の張り巡らし方はクルーゼやフロスト兄弟のそれにも遜色無い。
フロスト兄弟が用済みなばかりか邪魔になりそうなアイムザットを抹殺した要領で
エルフ達とバカを「残念だがこれでさようならだ・・・」と消す事もありうる・・・
長い目で見ればより恐ろしい敵でもあるが

91 :名無し三等兵:2006/12/28(木) 15:35:36 ID:???
まあ、やっこさんとしては少しづつ、だが確実に占拠したい土地を
バカとエルフが無闇と引っ掻き回すのは不愉快かつ憂慮すべき自体だろう

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